川野芽生さんの長編新刊がほんとうにたのしみだな。読んでいると遠くゆらめくまだ規範が植え付けられる前の自分だとか、規範に押し込められていつも不機嫌に膨れていた、幼い自分の背中に手をあててもらった気持ちになります。