「弱者に仕掛けた戦争」 断種生んだ「淘汰の欲望」の暴走 朝日新聞書評から
https://book.asahi.com/article/14664462
“(前略)こうして発展した優生学は、国際優生学会議を通じてヨーロッパ諸国に伝播(でんぱ)した。その一つがドイツである。第2次大戦後、敗戦国ドイツでは、ニュルンベルク裁判により、人種迫害が明るみに出た。
これに対し、戦勝国アメリカでは、優生学の実態が検証されぬまま、少なくとも70年代まで断種は続く。各州知事が被害者に謝罪したのは、2000年代に入ってからだ。”