「政治の話のしづらさ」についてこのところ考えている。色々思い返していると、権威主義という言葉が浮かんできて馴染んだ。「女子どもが口を出すものではない」事柄を口に出すと身のほどを知らない者として失笑されたり呆れられたりする。自分の考えを持たない人はつまらない、でも何についてなら考えてもいいのかはとても厳しく決まっているように感じる。
好きなアーティストに政治の話をしてほしくない、がっかりする、みたいなのも通底しているのではないか、と思った。

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女ことばと日本語
四章「女学生ことば」誕生
iwanami.co.jp/book/b226169.htm

話しは通じる程度に、でも自分より劣っていてほしい、みたいな願望。

女性差別 わたしの視点① フェミニズムの立場から ~名古屋市立大学准教授・菊地夏野さんに聞く~
nhk.or.jp/heart-net/article/56

 “私たちの社会の基礎をつくった「近代」はフランス革命以降、“公私”の区分を発明しました。革命によって、貴族や王族といわゆる平民との差を取っ払って全員平等だという建前にしたわけですが、その平等というのは公的世界、政治や経済や芸術文化の世界だけの平等でした。その一方で、私的な領域である家庭の中では、人々は自由に好きなように暮らしていいということになりました。公私の区分を作ることで社会を編成していったわけです。けれども、それと同時に公的世界は男性の領域で、私的領域が女性の領域とされたため、大きな矛盾が組み込まれてしまいました。”
 
 “公的世界では、性別はもちろん人種とか民族とか階級にかかわらず皆平等だと、建前上されたのですが、その公私の区分に元々男性と女性が振り分けられていたため、女性は私的領域にいる存在として二流市民にされたわけですね。 このような建前と現実の二重構造がジェンダーと結びついています。”

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