フォロー

 “人間の勇気なるものは、天から降ったり、地から湧いたりするものでなく、勇気が出せる主体的、客観的条件が必要である。
(森田竹次「勇気についてー患者の立場からー」『愛生』1954年、『森田竹次■評論集 偏見への挑戦』長島評論部会、1972年、収録)”

 “そもそも、差別と闘うことは恐ろしいことです。そんな恐怖を前にして、人はそう簡単に「勇気」など出せるはずがありません。
 だからこそ、差別されている人に「勇気を出せ」とけしかけるのではなく、勇気を出せる条件を整えることが大切で、そのためには孤立しない・孤立させない連帯感を育むことが必要だと、森田は訴えています。”

 “森田は、孤立した弱者は「犬死にする」とも指摘しています。「犬死」という言葉を使うあたり、この人は差別されることの恐ろしさを骨の髄まで知っていたのでしょう。だからこそ逆に、差別との戦い方も熟知していたはずです。”

「自己責任」と「勇気」の話(荒井裕樹)note.com/poplar_bungei/n/n1c9d

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。