松本零士先生ご逝去のニュースが。確か石ノ森章太郎先生と生年月日が同じのはず。なので第一報を聞いたとき思ったのは、石ノ森先生が生きていたら、このお年だったのかということ。我々世代は「ヤマト」「999」「ハーロック」と、アニメ化されたものから松本零士作品を遡って知る、というパターンが殆どだった。
今手元にあるのは999の原作なのだが、読み返すとSFというよりはおとぎ話のニュアンスが強いと感じた(教訓めいた話も多かったし)。昔から「重力サーベルって何?」「エメラルダスの放浪の理由ってよく分からないな。逃避行じゃないの?」と思うくらいには捻くれていた子供だったが(笑)、それでも雄大な宇宙へのロマンを教えてくれた作品群だったと思う。ご冥福をお祈りします。