現在、「統一教会」関連の本をまとめて読んでいる最中だが、思い出したことを。
僕は1999年の一年間、韓国某所で日本語教師として赴任していたのだが、「日本語教師の集まり」なるものに顔を出したら、少なくとも4分の1,いや、3分の1くらいは統一教会とおぼしい皆さんだった(特徴ある指輪で「ああ」と判ってしまう)。向こうに合同結婚式で渡った場合、手に職と言えば、とにかく日本語教師が手っ取り早かったからだろう(それなりの高学歴者も多かったし)。でも彼らは韓国で家庭を営むことが主となって(要するに双六では「ほぼ上がり」の状態)、周りに布教したり、怪しげなものを売るノルマもなく、淡々と暮らしている人が多かった。でもこれは都市部の話で、田舎でぽつんと一人日本人女性がいたら、これはほぼ100%合同結婚式で嫁いできた人だった。あのとき、僕が何かできたわけではないが、やはり少し苦い思い出として彼らとの出会いは胸の奥で沈殿していた。
てなわけで、いま、戦後の日韓関係と統一教会に関する論文をこそこそ書いています。表に出たら、また宣伝いたします。