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『チャレンジャーズ』観たぞん。三浦カズが「サッカーの話をしてるんだ」(古すぎ)と言えばガチだけど、グァダニーノは「テニスの話をしてる」のにもちろんそうじゃない。女のサーブしたボールで戯れる男同士。バナナ、チュロス、ロング缶ビール。
ゼンデイヤの立ち位置というか存在意味はわかるようでわからんような気もしつつ、131分1本勝負の「真昼の決闘」がわかりやすい漫画みたいで笑ってしまう(ドカベンとかスポーツ漫画だと1試合に数ヶ月とか数巻かかったりするじゃん)。てか、クライマックスは鈴木清順みたいだよね。他にも所々にそこ?それ?ってアングルやカットが挟まってくるし。
ボールを追って観客が左右に首を振る、テニスといえば「あるある」なカットも巧く効いてて満足。ゼンデイヤの隣のおじさんに助演&功労賞を。出演時間&存在感たっぷり、気になって目が離せない!
ルカ・グァダニーノは『ミラノ、愛に生きる』でうおおおーとかなりグッときたんだけど、それ以来の大向こうを狙ったケレン味しかないヘンなテンション。どうやらベルトルッチ『ドリーマーズ』の影響あるらしいけど、大好きなんだよねあれ…少なくとも『Saltburn』よりは私向きだった。

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