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本職のてんやわんやが現在進行形で続いており、SNSもだいぶご無沙汰続きの間にベランダの萩はだいぶ咲き切ってしまいました。
新しくなったお札の渋沢栄一像を目にする度に、若い頃目にした「昔から四十を不惑というが彼の人生を見ると四十にして初めて惑うというべきでは」との評は誰だったかしらんと都度思いながらちっとも思い出せぬこの頃、いま還暦前後のある二人の、どちらもええ歳をして何やという見苦しい立ち振る舞いに接し、「初めて惑う」一般的なお年頃が、どうも渋沢の頃よりも随分遅くなっているのではと思ったところです。
「初めて惑う」とは即ち「若者時代の終わりが突きつけられ世界が一変する」時機ではなかろうかと今にして思います。いくら往時にあれほどまでに猛威を振るった新人類世代とて、徒に若さを謳歌盲信するあまり「初めて惑う」時期が遅れ過ぎると、どうも案配がよろしくないようで。

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