サイモン・シン『暗号解読』
p96
> 一つの文字に対して一本ずつ、合計二十六本のケーブルで送信者と受信者をつなぐことにより、遠く離れたところにメッセージを送る方法
p100〜 バベッジの話。バベッジ、いろんなことやってたんだなあ。木の年輪の話とか、郵便料金の話とかの小ネタがおもしろい。
現代に近づいてエニグマ出てくるとやっぱりおもしろくなるなあ
p228 満を持してチューリング登場
時代が進んで公開鍵暗号の話になり、盛り上がりがある
p372〜ディフィーらより数年前に英国で発明されて1997年まで機密扱いだった公開鍵暗号の話。これは知らなかったのでおもしろ〜となってる。ジェイムズ・エリス、クリフォード・コックス、マルコム・ウィリアムソン。
第Ⅶ章 プリティー・グッド・プライバシー
p394
> このため一九八〇年代にRSAを利用できたのは、強力なコンピューターを持つ政府と軍部と大企業だけに限られていた。
PGP登場前の状況
原書の発行が1999年だからもう四半世紀前……
p413
> テクノロジー・ジャーナリストのケネス・ニール・クキエは次のように述べた。「暗号論争に参加している人たちは、たいへん知的で、尊敬すべき人格者で、暗号賛成派である。だが、この三つの特徴をすべて備えている人物はいない」
p421
> 世界一数学者を雇っているのは、いまもNSAなのだ。
p487
> 読者にお勧めしたいのは、ワシントンDCの国立暗号博物館と、ロンドンの内閣戦争資料室である。
読み終わり。量子暗号は知識ぜんぜんなかったのでへぇ〜となった。
おもしろかったのでフェルマーの最終定理も読もう。
『フェルマーの最終定理』 サイモン・シン、青木薫/訳 | 新潮社https://www.shinchosha.co.jp/book/215971/
p335
> 一九七〇年代、COMSEC の扱う鍵は、日々何トン分にものぼった。COMSEC の物資を積んだ船が港に着くと、暗号管理者が続々と船に乗り込み、カードや紙テープ、フロッピーディスクなど、鍵を保存してあるメディアを受け取り、それを正当な受取人に届けていたのである。
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