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ピンチをチャンスに変える、というよりは、本当のピンチが訪れたら、それをチャンスに変える他はなくなる、みたいな。

「『地球の歩き方』にとっては初めての漫画コラボで、勇気も要りましたが、企画を出した当時は事業環境的にも追い込まれていて、開き直りに似た境地に達した感じもありました」

でも、本当のピンチのいいところは、それまでのやり方や考え方を相対化できるところ。ある意味で、無理矢理に越境学習させられている状況がつくられるところだと思う。

「それまでの仕事のやり方がリセットされ、自分たちの置かれた現状を共有しながら、強み・弱みを再確認することで得られた気づきは多かった」

もちろん、そうした状況はメンバーに大きな負荷をかける。だから、その結果、メンバーがバラバラにならない、というかむしろ一体になれる組織文化に下支えされている必要がある。

「トップダウンというよりは全員で企画を話し合うし、基本的にアイデアは否定しない。その代わりどうすれば売れるか、販売部も交えつつ売り方まで突き詰めて考える」


toyokeizai.net/articles/-/6457

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