「働く中でも、人によってはかどる時間や快適さの感覚が違います。それがコロナによって一般によくわかってきました」
コロナ禍を経て、働き方のダイバーシティを推進することがますます重要になってきた。
「人はすべて固有のスピードをもち、そのスピードを自ら変えられることを必要とする。同時に、固有のリズムをもつ。自らのものではないスピード、リズム、持続力を強要されることほど、あるいは一定のリズム、持続力を強要されることほど、人を疲れさせ、抗わせ、いらつかせるものはない」
〜 ドラッカー「マネジメント」
「以前から、完全にばらばらになるとチームの意識がなくなるのではないかと話し合ってきました。そこで、10年ほど前からフリーアドレスのなかに、「部室」と呼ばれる空間を作って運用しています」
その一方で、メンバーがバラバラになりすぎて、職場の絆が失われる状況は避けないといけない。
「組織社会では、働くことが人と社会をつなぐ主たる絆である。それは社会における位置づけまで決める。... 働くことは、集団に属して仲間をつくりたいという欲求を満たす手段だった。」
〜 ドラッカー「マネジメント」