原作「リング」、読了しました。
映画とは主人公の性別の違いはありましたが、恐怖は健在というか、サスペンス色が強い印象でした。主人公の浅川の感情表現が第三者視点で淡々と語られる部分と一人称視点で語られる塩梅が私にとっては冷たく見えたけど、それがラストの浅川の語りへの布石だったのかなって思えます。もともと短編を読んで、この人の話めっちゃ淡々としてるなぁ…って印象だったので、映画でアレだけ怖くなるんだ…って映画スタッフにも敬意を感じつつ、底しれぬ貞子の願いのようなもの、名作になって然るべきなのかもしれない…としみじみ考えていました。竜司、良いキャラしてましたね。続編もひと夏ごとに1冊ずつ読んでいきたいなぁと考えています。