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二項対立 価値と現実を混同 相違理解することが必要  池田緑<ポジショナリティからみる沖縄と日本>5 - 琉球新報デジタル ryukyushimpo.jp/news/culture/e

“ポジショナリティは、生まれや属性に基づく本質主義とは無縁の考え方です。ポジショナリティが問題とするのは、出自や血統ではなく、また内心の価値観でもなく、集団的利害の存在という事実にすぎません。

事実の描写
 また「沖縄/日本という二項対立を超えて」という論調もよく見かけます。この点でポジショナリティの議論は二項対立を助長するものと映るかもしれません。しかし確認すると、沖縄と日本の関係は、たんに二集団の対等な「二項対立」ではなく、そこに権力関係や不平等が含まれる対立です。そして「二項対立を超えて」というのは価値判断です。一方で沖縄と日本の間に不平等と集団的利害が存在することは事実判断の範囲であり、ポジショナリティはこの事実の描写にすぎません。”

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