まひろの「業」とは?
光る君への話。インタビュー記事じたいは読んでいない。
なんだろね、道長との子を授かってタイミング的にごまかすのも難しいし宣孝に話すけど、「気にしないよ~」と言われてあっさり済んだ話だと思うんだよな。賢子がどう思うかは保留ではあるけども。
まひろ自身が気にしていることとはとても見えぬ。母娘コミュニケーションには難儀していたが。
まひろの「業」ってなんだ……?物語を綴ることにのめり込んだあまり、小さな賢子がそれを燃やすくらい思いつめたことならわかる。でも物語を書かずにはいられない、何を振り捨ててでもそれ一筋ってほどでもなくない?
気乗りはしないけど道長に頼まれたし、ききょうがNOを叫んだ「影の部分」も定子ではなく一条モチーフならいいかな……よっしゃ一条の話聞かせてくれや、くらいの消極的な感じから書き始めて、ヒットには手間どったけど人気コンテンツになった。
道長の娘である彰子の側に仕えて倫子もいるし赤染衛門にも釘刺されるし、道長自身もしょっちゅう会いに来るし、職場の人間関係にも思うところは色々あるけれど物語に書いてしまえば全ては夢か現か……ってなってなかった?
なんかの「業」 ※『光る君へ』の話
ひとの命は儚いしさ、「妾妻は耐えられない」って以前は言ったけど、「妾妻でもいい」と翻意した時にはすれ違っちゃったし、それなのに近くにいてラブぶつけてくるし、ままならないなぁ……という気持ちはあるだろうけど、それは「業」か?あれか?自分たちが願ったようには一緒に在れないけれど、離れられもしないまひろと道長の人間関係が「業」って話か?
そういう意味でなら道長バイビーして越前行って、新しい言葉や文化や新鮮なウニに触れていた時はイキイキとはしてたよな、まひろ。
私からしたら「お前ら常に相思相愛じゃん、なんの問題が?」状態なのね、まひろと道長。
でもまひろと道長自身が婚姻や嫡妻を目標としているならウン……「叶わないのに好きではなくなることもできない、手に入らないのに好き」ってことにはなるのかなぁ……。
「自分の愛するひとです」って公にして広く認められないのなら……できないのかなぁ。さすがにそこまで倫子に酷いことはできないって話?マッハ出家もだいぶ酷くない?
ジメッとした状態を捨てて「あばよ!」キメることにした、って意味では海辺ダッシュは「もう道長のことは諦めるんだ!物語に綴って、やれる限りを形にした。もう違う人生を歩むんだ!」というしがらみからの「羽ばたき」なのかとは思う。