<届かぬ1万4263筆 「石垣市住民投票」が問うもの>(下) 5年におよぶ裁判闘争 「司法の独立 働かず」 国防名目に民意軽視 - 琉球新報デジタル https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-3684365.html
“とりわけ憤りを覚えたのは、2023年5月の「当事者訴訟」の一審判決だ。判決では、市議会が21年6月、住民投票の実施を規定する市自治基本条例の条文(第27、28条)を削除したことを理由に、金城さんらに「法律上の地位は存在し得ない」と判示した。大井氏は「法令の効力が、法の施行時以前にさかのぼって適用されないと定める『法令不遡及(そきゅう)』にも反する。こんな司法判断を許しては法治国家の前提が崩れてしまう」と指摘する。
原告団として、迷走気味の判決を受け取るたびに、司法への期待は絶望へと変わっていった。”