15旅団 批判向き合わず 問題認識ない/師団化見据え、理解得る 消えぬ掲載復活の疑念 辞世の句HP削除 軍服の展示も焦点 - 琉球新報デジタル ryukyushimpo.jp/news/national/

“沖縄戦を率いた日本軍第32軍の牛島満司令官の辞世の句を陸上自衛隊第15旅団がホームページ(HP)に掲げていた問題で、15旅団はホームページを見直す考えを示し、辞世の句の掲載をいったん削除した。ただ、沖縄戦体験者や研究者を中心とする県民から寄せられた批判には向き合っておらず、掲載復活の疑念は消えていない。
 15旅団総務課は1日、見直しの理由について、「あくまで今後の師団化を見据えて、地元の理解を得るため。特段、辞世の句について意見があったからではない」と取材に説明した。HPのリニューアル後に再掲する可能性については、「検討中としかお答えできない」と否定しなかった。”

許さない、あれだけ批判されたのに「消すつもりはない」と居直り、いまだにこの態度を。

防衛省への意見
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“第32軍の作戦方針は住民の犠牲を飛躍的に拡大させた。「現地物資を活用し、一木一草といえども戦力化すべし」は、モノや人の根こそぎ動員につながった。「軍官民共生共死」で一般住民に捕虜になることを許さない思想で死を強制した。「時間稼ぎ」の南部撤退により、大勢の住民を巻き込むことにつながり、沖縄戦の悲劇を生んだ。”

自分たちの地域にいる自衛隊がね、「沖縄県民の生命を守ります」どころか、ヤマトを守るための時間稼ぎで軍司令壕(首里城の下)と住民たちを放棄し南部に移動して、戦場を拡大し死者を増やし、挙句の果てに「一兵卒のお前らは引き続き自爆を含めて戦いを続けろ」という訓令を残して自分だけは自決して逃げた司令官の辞世の句をホームページで掲げている。

伝わります?これがどれだけ恐ろしい行為か。
建前ですらも、「琉球・沖縄県(民)のため」とは言わないんだよ。
日本/ヤマトのために、自分たちは牛島満と同じことを目指します、とアピールしているようなもの。

それがどれだけ酷いことか。二度とそんな振るまいを許すわけにはいかない。

防衛省への意見
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“「辞世の句」は沖縄戦が最終局面に入った1945年6月18日、牛島司令官の「決別電」と合わせて河辺虎四郎参謀次長ら陸軍首脳に向けて発せられた。HPに掲載されていた「秋待たで 枯れ行く島の 青草は 皇国の春に 甦らなむ」は戦場となった島が「皇国」の下でよみがえることを願う内容である。「決別電」には沖縄戦での敗退を天皇にわびる文言がある。

 憲法が否定する「皇軍の論理」に貫かれた「辞世の句」を自衛隊の広報・宣伝手段の一つである公式HPに掲載することは憲法の平和主義に反するものだ。自衛隊の行為が重大な問題を含むことを認識すべきであった。

 特に沖縄においては、第32軍司令部が、本土決戦までの時間稼ぎを優先した「戦略持久戦」によって多くの県民の命が失われたのである。その最高責任者である牛島司令官の句を自衛隊が広報手段に用いることを県民は受け入れないであろう。”

ヤマトルーツのものとして、日本/ヤマトの軍属が行った暴虐を許さず、繰り返させないという責任を感じています。

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