「辺野古はダメだけど他はいい」は通用しないと思うのよ、私は。
多くのひとたちがいっぱいいっぱいなのは痛いほど理解しています。足りないからもっとがんばれなんてとても言えない。
それでも、前回の環境アセスに寄せられた意見はたったの76件でした。
こういう無力感や絶望を何十年も味あわされているのが琉球、沖縄県ルーツなのだと、つくづく感じます。
イスラエル政府によるパレスチナへの入植が問題だと思うひとが増えた今なら、ヤマトのマジョリティが琉球にしていることが同じなのだと、入植加害当事者として、少しでも誰かに伝わることを願っています。
なんて偉そうなことを言いましたが、私自身、パレスチナについてぼろぼろになりながら叫び続けているひとが生活圏内においでるのを知っているから、じゃあ私は琉球、沖縄県のことを言うね!と思っているところはある。
きれいな言い方をすると、「自分ひとりで全部はできないから、手分けして、できるひとができる時に是正に取り組んでいこう」なんだけど、正直ひどいことだらけで全然追い付かない実感がある。
そんな悠長なこと言っていられないとも焦っているし、私自身不均衡や不平等に「優先順位」をつけているどうしようもないやましさがある。
でも正解なんかが都合よくあるわけじゃないから、そうしたものを口の中に入れっぱなしにして生きている。