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江戸で刺青が流行したのは『水滸伝』の挿絵がバチイケてるって職人たちの間で大流行した、と高校時代の美術の授業でレポート出した時に読んだ。
入墨刑は地域差がかなりあるが、肘下など腕への線の入墨が多かったはず、というのもその時の知識なので、その後の最新研究がどうなっているかは明るくない。
「侠客」的な存在、火消しや職人など目立つものたちの間で刺青が文化として花開いたことは、管理したい権力者としては目障りなものだったのだろう。
先住民族、「市民」「市井の民」「一般庶民」「大衆」、多くの生きるひとびととその文化が、管理統治支配する側から迫害され奪われた例は枚挙にいとまがない。

日本史と文身文化に特化したものではないが、新しいところではこうした書籍がございます。

画像説明
身体を彫る、世界を印す
イレズミ・タトゥーの人類学
山本芳美、桑原牧子、津村文彦(編著)/2022年6月
4000円(本体)/A5判並製384頁
装丁:コバヤシタケシ
装画:モノ・ホーミー
の表紙の画像。
アイボリーのざらざらした紙に、濃い暗めの赤でタイトルや装画が記されている。
装画は立体加工になっている。

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