配偶者の元職場(いわゆる寿退社だったので)の異常者が、突然携帯電話にかけてきたそうな。曰く、大病を患い心細い云々。しかも電話番号は元職場に残された資料を勝手にみたらしい。配偶者は善良な人間なので、話し相手ぐらいならと言っていたが、しかし元職場で関わりたくない人間ワースト3に入るらしいので、だったら深入りする前にシャットアウトするよう勧めておいた。着信拒否でさえなく、出ない。それにつきる。疎まれてる類の異常者は、哀れに思って相手をするとつけあがり、いよいよ相手できないと思ってシャットアウトすると強く深く長く恨まれるので、初動が肝心。
電話からわずか3日にして、配偶者が最近通っている場所(電話の時つい言ってしまったらしい)まで来たという。たまたま居なかったからよかったが、これは想像以上にやべえやつかもしれん。
配偶者の元職場には、退職手続き書類をやりとりしたときの現住所が残っているはずだし、件の異常者はそれにアクセスできる部署にいる。ということは、その可能性もあるわけか。開口部が少なく、侵入しやすい箇所は防犯ガラス、玄関ドアにガラスはほぼない、外壁はかなりの難燃、催涙ガスと鉄棒はたくさんある。ついでに周囲は顔見知りしかいないし基本余所者は入ってこない地区。盛り上がってきた。とりあえず、ゴミ捨ての30秒程度でも鍵はかけるにつきる。本当に経験上、異常者は1分未満の隙に侵入するので。
配偶者のところにまた元同僚の異常者が訪れ、今度は対面してしまったという。人々に話を通してあったから、周囲の人間が応対したというが。誰もが冷淡な態度をとる鼻つまみ者に対して、優しくしないまでも冷淡な態度を取らなかったら、執着してくる。私も何度か経験があるし、ひとりは海外駐在するまで理解できない電話やメールが相次いだ。こういうのはこじらせないうちに初動でシャットアウトが肝心。
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