宣伝するわけではないのですが、『ゆさぶるカルチュラル・スタディーズ』(ゆさカル)の第10章が、韓国のファンダムが好きなカルチャーと政治や社会問題を架橋してきたルーツのようなものが垣間見れて、私はBTSのアーミーが歴史問題にも立ち向かい、学んだことをシェアし合うことに当時衝撃を受けたのですが、今回の弾劾しかり、趣味を通して学んだり成熟していく姿勢は謙虚に学ぶべきだと思うので、どうしたらこういう社会を作れるのか、と一歩進んで考えたい方には本当におすすめ。
第10章 オンライン空間の文化と社会参加:韓国におけるウトロ地区支援の一端(全ウンフィ)
第1節 オンライン空間に浮かび上がる「社会」
第2節 文化を基盤とする社会空間
第3節 遊びの空間を橋渡しする人々
第4節 サブカルチャーの空間性からみる社会参加
研究コトハジメ:場所に込められたもの・こと
http://hokuju.jp/books/view.cgi?cmd=dp&num=1237&Tfile=Data
まず第一歩としては、日本にいる私(たち)は歴史と向き合うところからだよな。知ることはもちろんの事、なぜ加害側の歴史が忘却されてきたか、どのように脱政治化されてきたかを紐解いて現在地を知ることが向き合う上で大事だなと最近は思っています。
そして、今回の韓国のデモで「ああ、〇〇(推しの名前が入る)。私たちがいい世界にしてあげる」というハッシュタグが溢れたように、「自分が好きなことを楽しめたり、好きな人が幸せであるために良い社会を作る」というマインドを正しい方向に昇華させることで、とてつもない力を生むことを学んだので(日本だとこれが負の方向に行きがちな気がする)、やはり好きなものやことに変な蓋をしないのが大事だと思ったな。
話は飛ぶけど、一昨年、スナック社会科映画祭#1で、林李隆太監督の『華のスミカ』を上映したのだけど、アフタートークでゲストのぼうごなつこさん(なすこさん)と私で「こんなに近くにいたのに知らなかったよね!」「大事なことを教わってこなかったよね!」って半ばキレ気味に話してたんだけど、横浜中華街が大陸派と台湾派に分かれてしまったこと、直接的には母国の政治の影響があるけど、清から中華民国〜蒋介石の国民党、毛沢東の中国共産党と分裂〜日中戦争を経て国共内戦〜現在の台湾(中華民国)と中華人民共和国に分かれた歴史に大いに日本は関係しているので、逆に何でそこ飛ばして教えたのか無理ある、と今では思う。本当に大事なことは教わってこなかった。
昔、映画『ラスト・エンペラー』が日本でも大人気になったけど今思えばあの現象もグロいよな。外部の物語(フィクション)として感動するか、また海外の大物作品に教授が参加してて凄えくらいなものだった気がする。
その日中戦争にしても満州建国がなければする必要のなかった戦争だし。そこには朝鮮半島併合も大いに絡むわけで。
こっちに繋げておこう。
右派だけじゃないよ、この政治のブランクを作ったのは。
https://fedibird.com/@satomuch/113651046679774306 [参照]
間違えた。歴史のブランクです。