たとえば『統治不能社会』の中で描かれているような経済は、ドローンと同じで、どこにでも飛んで行って、どこでも狩りをすることができる。他方で我々のように身体があって、この土地に残らざるを得ない者たちはいいカモだから常に狩られ続け、税金も上がり続け、物価も上がり続ける。多国籍で、ぶんぶんどっか飛んでいけてしまう人たちは、あいつらに税金かけると逃げていってしまってもったいないから、逃げられない貧乏人から取ろうぜというコンセンサスは、はっきりしている。そうすると民主主義国家に生きている我々人間は、単に民主主義の成員というだけではなくて、逃げられない身体を持っている者ではなかろうか。そして、逃げられない身体を持っているからこそ狩られる者なのです。(上記第4回より引用)
そう!まさにそう!やばい、読まなきゃ。