長い独り言なので蓋
BT
『なぜガザなのか』を読んでて怖いのは、ガザにいる人を直接的に殺しながら、生きてる人も生きていけなくなるような環境と状況(※)に追い込むことが明確な意思と計画を持って行われていることなんだけど、この日本でも直接的に殺されることはないけど、同じように明確な意思を持って生けて行けなくなるようにしているとしか思えないのだよね。
ガザの場合はイスラエルがパレスチナに、という関係性と、イスラエルにはシオニズムというそれを実現させるための根拠と目的と欲望があるのだけど、日本の場合はそれにあたるものがわからない。
日本政府が日本人を生きていけなくなるような状況にし続けるのはなぜか。帝国の復活を夢見てる人も自民党の中にはいるだろうけど(だとしたら分からないでもない)、それが全てだとも思えない。むしろ明確な意思も計画もないからこうなったとしか思えない。
資本主義の行き詰まりと新自由主義の台頭とそれを批判するマルクス主義、みたいな経済学者内ワイワイな図式も「資本主義」というものがあって可能だと思うのだけど、日本の場合その「資本主義」というものがあったのかとすら思うので成り立たない気がするし、実体を持たないものに論をぶつけることへの虚しさも感じる。
まあ、なんかいろいろ怖い。
モモをみんな読め(ミヒャエル・エンデの)