僕は原発事故の時、宮城県から関西へ避難しながら、被災地の僕たちは簡単に切り捨てられるだろうと思いました。日本に限ったことではありませんが、非常事態にこそ、国家は本性を表し、末端の民を切り捨てる。国家が周辺の民をどう扱ってきたか、歴史を学んできたので、間違いなくそうなると思いました。自発といえば自発、強いられたといえば強いられた両義的な移動です。国家と、翻弄される個人との冷徹な関係を、身を以て実感させられた瞬間でした。
東北地方は地続きだから見えにくいんですが、貧しい農村として、労働力を工場労働者として首都圏に出し、首都圏の食料供給地になり、原発建設で首都圏の電力供給地にされた。まさに植民地的。それを東北地方に対する扱いで思い知ったわけです。(引用)
本当〜にこれですよ。北陸もそう。
(百万回くらい引用してるけど各方位に重要なインタビューなので是非読んで下さい。この発言も沖縄という土地の植民地的扱いから、基地と原発の話に流れて始まっています。)
https://book.asahi.com/jinbun/article/14380342