サルベージ続き②
結局、香港に対して自分は何ができるか?という問いは、自分が自国の民主主義の崩壊を防ぐために何ができるか?ということに繋がる。経済を考えると中国に従わざるを得ない。その経済って必要?。経済って何?。
冷戦後、世界の警察として覇権を握ったのがアメリカなら、その後、世界の顧客と生産工場として覇権を握ったのが中国なんだろう。
しかし、そんな大きな力、影響力ってなんの為に必要なんだろうか。
アメリカは建国自体が他所に乗り込んでもとからいた人をなぎ倒して、旗立てて「ここ俺の国!」って出来た国で、逆に中国はその広大な敷地と豊かな資源を欧米列強と日本に侵略されて踏み荒らされて刻まれて奪われた歴史がある。
そう思うと、香港のことも、アメリカの今回の暴動も、日本の迷走も、繋がっているし、力(金や暴力)で支配することは限界なんじゃないか、と思う。生まれた時からその構造の中にいるから気付かないだけで、すっかり奴隷マインドなのよ、私たちは。
サルベージ続き③
久しぶりに大きな会社で働いて、会社の指示がないと自分の生活や命を守ることも決められないし考えない、って人たちを見て(自分もしばらく離れてたから見えただけでその中にいる)、ハッとした。
民主主義は人権っていう、個から始まっているもので、個が確立された上で、個どうしが繋がって力になるものだと思う。群れに見えてもそれぞれが個であることの強さ。
対して、個の力を奪って群れに組み込んで大きな群れにすることを力として来たのが産業革命から今(日本では開国からか)。