「自分はどのような回路の中にいるのか、またはいないのか(略)実は『ひろしまタイムライン』が現れる前から、わたしたちは何らかの『主体化の回路』に巻き込まれていたのではないか?」(本文引用)

このケイン樹里安氏の残した問いかけが深く刺さる。
昨日、歴史物語と歴史認識が接続されないことについてぶつくさ言ったけれども、認識しようとしまいと地続きの現在を生きる我々は過去から逃れられないわけで、今日という日に限らずいつだって自分の足元と来し方の点検は必要。これからも沢山の人に読まれて欲しい文章だなあと思います。

(引用)ケイン樹里安 帝国のタイムライン 「ひろしまタイムライン」とポストコロニアル・メランコリア(法政大学出版局「対抗言論第2号」)
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「対抗言論第2号」書籍紹介はこちら。
他の記事も充実しているので少々お高めですが保存版です。(ちなみに
本書デザインはデザイナーの宮越里子氏によるものですが、本書内の宮越氏のインタビュー記事も痺れます。)
h-up.com/books/isbn978-4-588-6

ケイン樹里安氏の「帝国のタイムライン」については、いよいよ来週末に迫ったこちらのイベントでも触れようと思っています。
hanpo.peatix.com/

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