弘兼憲史といえばこういうのもあった。2013年の『学生島耕作』では島は学生時代ノンポリだったということになっているが、30年前の『課長』では同じ人物が「反代々木系の学生運動にもちょっと参加していた」となっていたと。弘兼は「記憶違い」で誤魔化そうとしているが、単なる路線変更でしょう。30年前は「武勇伝」となり得たから箔つけに利用したが、今は社会運動は徹底的に嘲笑するのがデフォ。それに乗っただけ。
2016年のこの記事ではSEALDsについて「60年代の学生運動を知っている身からすると、もう少し気迫のある行動をしないと、政治を動かすことはできないんじゃないかと思うんですね」とか(いやお前ノンポリだったんだろうが)、「もう少し気迫をもって、しかしながら過激にならないような活動を」などと言っている。たぶん2024年の今だったら、より右方修正したことを言っていただろう。
gendai.media/articles/-/48883

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あざといと思うのがこれね(『学生島耕作』)。大学に行きたくても行けなかったという機動隊員の口を借りて「親に金を送ってもらってパチンコ麻雀をして遊び半分にデモをする」学生を非難する。と書く自分は親に金を送ってもらってパチンコ麻雀だけやって、デモすら行かなかったわけで。仮にデモが遊び半分だったとしても、あなたは遊びしかしてないじゃないの。

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