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「河本五郎 - 反骨の陶芸」@菊池寛実記念 智美術館(東京・虎ノ門)を観てきました。

musee-tomo.or.jp/exhibition/in

河本五郎は瀬戸に生まれ、家業も染付磁器を作っていたのですが、独自の技法を研究・開発し、家業ではなく作家として作陶していたそうです。
初期から晩年まで順に展示されており、作品の幅広さがよくわかりました。
フライヤーに使われた作品「赤絵の壺」(↑リンク先の最初に出てくる作品です)がほんとよかった。ろくろへの反発のようにどこも水平垂直をとっていない縁や、有色の釉薬のかけかた、白い土を吹きつけて表面をマットにする技法、どれをとってもかっこいい!
初期の作品によく見られた、動物や昆虫の造形もデフォルメがかわいく、生き生きしていました。太古の壁画を思わせます。

美術館自体の話になるのですが、智美術館は展示室に降りる階段や建物自体が端正で好きです。フライヤーも毎回のようにかっこいい。今回のもちょっと壁に貼ってるくらい好き。
下の写真は2019年の「野蛮と洗練 加守田章二の陶芸」のフライヤーです。デザイナーは菊地敦己さんかな。たぶんそう。

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