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TRPでゲイが半裸になったことを執拗に叩いている一部の者たちの行為は、沖縄で市指定民俗文化財にもなっているアヒル取りをわざわざ東京からやってきた団体が刑事告発した事と似ている。
共通点は二つとも歴史認識の欠如と歴史軽視。マジョリティの残酷な行事や性的な表現は限りなく承認され、マイノリティの行いはマジョリティの快・不快によって裁かれる。
水着で街中を闊歩する観光客（日本人が多い）や、裸同然で行われる相撲、ふんどし（？）みたいな恰好で走り回る（ちょっと何なのかわからない）行事はどうなのよ。
鵜飼や猿回し、あげればキリがない日本の「伝統」や「文化」で隠された問題を整理することなく、差別してきたマジョリティのポジションから介入してくるのはその行事の問題を解消する目的だけでないのは明らかだ。
例えば日本人が過去に植民地としていた近隣国へ行き、動物虐待などを批判したらどう思いますか。たとえそれが現代において正しい批判だとしても、その「正しさ」をマジョリティが歴史背景などを無視し一方的に押し付ける、そういったグロテスクさを批判しています。