<ひと>戦争に向かう流れ、リアルに記録 映画「戦雲(いくさふむ)」監督の三上智恵さん
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この記事の最後には「東京都出身」と書かれている。本人はFbで「出身だけでは私の何もわからない、沖縄の人ではないとレッテルを貼られたような残念な気分になる」と言うような事を投稿していた。
ポジショナリティを明確にするのは基本であり、三上氏が沖縄の人ではなく、加害者である日本人だというのは「沖縄問題」を扱う上で重要だ。そもそもマイノリティが相手のポジショナリティを確認するのは防衛という意味でも必要な場面は多い。
(余談ですが沖縄の人ではないと事実を言われて残念がる意味がわからない。)
監督がどの国の出身か気にしないで映画を観る事はあるかもしれない。でもそれが歴史的に大きな問題を抱えたテーマなら?制作に携わった全ての人の所属やポリシーをできるだけ確認するのは大袈裟ではない。
この映画の告知がされた頃、タイトルは「沖縄、再び戦場へ(仮)」だった。タイトルの残酷さを訴える沖縄人に三上氏は一切応答せず公開となった経緯があり、今回のポジショナリティ軽視の言動も併せてまさに植民者の態度と言えよう。 [参照]