日本全体ジェンダー状況はいつまで経ってもひどいままで、今や発展途上国よりもひどいのですが、福島はそのなかでもさらにひどいほうで、職業人としての未来が限りなくゼロなのは、上の世代を見れば明らかですから、ずっと働くことが当たり前になっている世代の女性たちにとっては、出ていけたら出ていきたいと思うのは当然なのですよね。
組織や会社のなかで、女性が男性と同じように活躍できている場所はほぼありませんし、活躍していると取り上げられるのは、自営業か非営利か学生くらいです。
そのうえ、結婚したら、男性の所有物で、一人前に扱われなくなりますし、未婚も増えれば、県外流出もするはずです。
そんなの大袈裟に調査しなくても、福島県内在住の女性何人かに聞いてみれば、いくらでも答えてくれると思います。
地方は民間の会社が、女性に向いている職種がないからしかたない、と言いますが、ジェンダー平等を推進する時には、最初に役所がやる、というのがどの国でもセオリーだと思います。
役所でさえ、採用はほぼ半々であるにもかかわらず、管理職では1割程度。
役所が昇進におけるジェンダー不平等を改善すれば、相当にマシになると思います。