なんの見識も見通しも持っていない自民党のおじさんたちが、復興をおもちゃにしてお金ばら撒いて、後先考えないで箱物を建ててまわっているだけになるから、やめてほしいです。

「福島県と市町村が進める復興事業の財源は「十分に確保した上で、次の5年間の全体の事業規模が今の5年間を十分に超えるものにしたい」と強調した。」

福島原発の除染土、県外処分へ閣僚会議新設 首相が視察
nikkei.com/article/DGXZQOUA11B

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とはいっても、石破さんは福島復興に特に大きな思い入れがある人ではないはずなので、自民党の加速化本部の第13次提言に則った以上のことは施策からは出てこないと予測しています。

根本匠さんが、自分の息子に議員職を世襲させる直前にまとめたものですが、本当に、「おじさん」目線ですよね。

よさそうなことを書いてはいますが、実態としては、自民党のおじさんたちと、おじさんたちにうまいことといった肩書き持ちおじさんたちの利権分配装置としてしか機能していないわけですから。
jimin.jp/news/policy/208923.ht

加速化本部の提言、何を言おうとも所詮利権山分け自民党にうんざりしていて、しばらく目を通していなかったのですが、「ALARAの原則」に触れてたりするんですね。

リスクコミュニケーションの重要性についても書いてありますが、失礼ながら、福島で現在行われている「リスクコミュニケーション」は、前に「いわゆる」が付けられる、前時代的な、時代錯誤の「リスクコミュニケーション」です。

ここまで時代錯誤のリスクコミュニケーションを堂々と主張するのは福島と、日本の原子力業界だけです。まったく世界標準ではありません。

あとは、アベル・ゴンザレスさんくらいですかね、時代錯誤なリスコミを堂々と主張されるのは。

昨年のICRPシンポでも、ゴンザレスさんだけ、異様に浮いてました。

「えっ、あのおじ(い)さん、なんか変なこといってない?」か、「あー、あのおじ(い)さん、まだああいうこと言ってんのね」か、「やだやだ、いつまでも自分の考えに固執して。年はとりたくないもんだ」みたいな空気感でしたよ。

ICRPを軸として世界の放射線防護の潮流を見て行った時に、現在の本流の流れからは、ゴンザレス氏は大きく外れています。

ところが、国際潮流を知らず、また時代の流れにもついていけていないオールドファッションの年配のおじさんたちは、偏ったチャンネルから偏った考えを吹き込まれ、その時代錯誤の考え方が時代についていけていない自分たちの世界認識に実にわかりやすく都合がいいものだったために、それがまさに「国際潮流」だと信じ込んでしまい、鼻息荒く、我こそが正しい!と国内向けに演説をし、それを受けて日本は時代から逆走する放射線防護施策を連発、という流れもあったのだろうと思います。

ほんとに、日本は海外からの情報チャンネルが細いので、間に挟まっている人の感度が悪いと、絶望的に時代錯誤の方向へ自信満々に逆走していく、というのは、福島案件でしっかりと実感しました。

時代錯誤のおじいさん専門家は、政治家に自信満々に独自路線の自説を吹き込みますし、一緒に酒さえ飲む間柄になりさえすれば、政治家は自分に心地よければ、確認もしないで丸呑みにしますしね。

日本の場合は、業績がなくともうまいこと有力者に取り入れば、専門家にだって教授にでもなんでもなれるという点も大きいと思います。

それで、なんの見識もない人が専門家の顔をして、おじいさん政治家と太いパイプを作って、国策動かしているわけです。

こんな調子で、その縁が2世議員・3世議員で世襲されていくわけですから、その劣化ぶりときたら、くじ引き政治家の方がマシだろうと思います。

兵庫県知事線もクレイジーでしたし、立花孝志もクレイジーなのですが、福島復興政策も相当にいいセンでクレイジーです。

でも、業績がなくても、うまいこと立ち回れば教授職になれるのに、ひとたび教授職になってしまえば、今度は、肩書きでまわりの人間がひれ伏せはじめ、金も力も手に入れられる、というのも不思議なものです。

福沢諭吉の、御神体が石ころだったというのと同じで、なんでもいいからとりあえず崇めるというのが日本の伝統文化なのかもしれませんね。

まじめな大学の先生方、すみません。そんな教授いるの?と思われるかもしれませんが、福島界隈では普通に跋扈しているのです。残念ながら。

金と富と名声が集まるところには、近寄るもんじゃないです。

わんさと人間が腐っていく様子を見ることになります。

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