「ていねいな暮らし」や「自分で自分の機嫌を取る」と「推し活」が同じカテゴリなのはたぶんその通りだし、そうして政治や社会によって追い詰められたギリギリの状況から繭を作る行為が、逆説的に政治や社会を透明にしていき、そうした問題や原因を漂白する「素敵」な行為が推奨される悪循環。
推し活は文字通り命と心を救う営みなのだけど、それを「趣味」の枠に留めるだけの余裕(経済、社会や政治ともに)を若年層や女性に与えず、一方で余裕のある層が漂白された暮らしを謳歌出来るの、新自由主義に「趣味」ががっつり呑み込まれた証だなあと思う
趣味は没頭と陶酔という側面があるゆえ現実の問題を一時的に切り離す機能があるけど、その生のガード機能が新自由主義などにハックされてるというか…。推し活やていねいな暮らしの紡ぐ繭に救われてる人が確実にいるからこの状況は悩ましく、推奨で社会・政治側の問題の棚上げに利用されたくないなあ…