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馬場あき子『鬼の研究』やっと一通り読み終えた。感想が難しいな。五章(終章の前の章)の「極限を生きた中世の鬼」の「黒塚」や六条御息所、山姥についての文章には著者の気魄を感じた。能が表現する人物の内面を言語化するという非常に難しいことをやっていて、私はそれを読みながら著者の言いたいことを何となく感じ取ることはできていると思うのだが、それを人に説明しろと言われてもできない。
これらの能を見てみたいと思った。

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