山岸凉子の作品「クリスマス」は、しみじみとしたいい話で、とても好きだった。原作はトルーマン・カポーティの「クリスマスの思い出」ということで、いつか読んでみたいと思っていたが、最近やっと和訳を読んだ。
作者と年の離れた従姉妹をモデルにした物語で、「感謝祭の客」も同様だ。
従姉妹ミス・スックは、宮澤賢治の「雨にも負けず」を思い出させるような人だと思った。
原文も味わってみたくて、kindle版を買って、時々眺めている。
朗読も聴きたくなって探したら、なんと、作者本人の朗読が、amazon musicにあって、聴いているのだけれど、これが何とも心に刺さる。
意味がはっきり理解できなくても、心動かされるということがあるのだ。