感想 call.zine vol.59 橋本輝幸「地の用心」
ゲストエディター:暴力と破滅の運び手
読みました。季節を先取り。年年、夏が来るのが怖いこのごろ。
イルカが地球を去るSFはあれど、マグリットのピレネーの城みたいに、無機物が飛び去るのが面白い。でもそんな風に思いもよらないものが、このままだと失われていくのかもしれない。
石の姿しばしとどめむとする主人公と、反対にとどめようとしない幼なじみ。止まらない時間。
石も逃げ出すこの灼熱世界、日常の風景は残っているけれど、登場人物達は果たして我々と同じ種族なのだろうか。
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