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アーツ・アンド・クラフツとデザイン展 感想 

昔の自分は、アール・ヌーヴォー、ウィーン分離派、ウィリアム・モリス大好きだったので、せっかくなので見てきた。実物を見られて、壁紙や本以外の展示品もあり、大満足。
欧州の伝統、アジアの影響、最高のいいとこどり、手間暇かけたぜいたくな動植物モチーフの美術工芸品。
ケルムスコット・プレスのエディトリアルデザイン、正直読みづらい。でも中世の写本のように古めかしいフォントも装飾もやっぱりかっこいい。
モリスの社会主義活動、資本主義的にやばい扱いで、あまり触れられてこなかったのだろうか。
ユートピア便り、22世紀が舞台というのは要チェックだ(でもアーミッシュみたいな感じなのだろうか)
すべての人のための芸術と言っても、結局、教養とお金のある中流以上が顧客だったのだろうか。
現代の大人気ゆえの、各種グッズへの雑なプリント、モリスが見たら怒りそうな気はする。あと自分が身近な品として使うには重厚すぎる。
それでも美しく濃密な動植物の繰り返しパターンには、ミニマリズム、機能主義の洗礼を受けた現代人でも、見入ってしまう。

chiba-muse.or.jp/ART/event/eve

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