「宝石の国」第百六話の柱で言及された作家の漫画
「セクシー田中さん」まだ数話を読んだだけだが、すごく面白い。
でもこんな苦しい事件で知りたくなかった。
もっと早く読んで、作者を応援すればよかった。
作品名は聞いたことがあったが、日本でお笑い的に扱われる「セクシー」という言葉も、フィクションで実在の個人名を前面に出されるのも嫌なので、読んでいなかった。
(それなのに読んだのは、野次馬根性と、何を守りたかったか知りたかったのと、無料公開があったから)
中年の女性が自分の人生を生きる話、勇気づけられる。
天職と思っていないなら、仕事はお金を得るための手段。何のために生きるのか。
職場の同性からの悪口、男性の恋愛観の歪みはリアル。
主人公の強さ、後輩女性からの憧憬、後輩女性の異常な行動力、漫画ならではのファンタジーかもしれないが、楽しくて爽快。
女性も、そして男性も、同調圧力や家父長制の奴隷ではない。本当は人間だ。