MET『魔笛』法律事務所みたいな神殿にザラストロが現れた瞬間一気に跳ね上がる胡散臭さよかったんだけど声にもっと迫力というかバロック的な夜の女王をそれこそ鉄板で押し潰すような水平に響き渡るような力が欲しかった気もする。外見が1番面白い。でもまあ、特にこの演出だとザラストロはそれでいいのかなとも思う。舞台の上で家父長制に力を簒奪されても床が抜けるほどの拍手をもらうのはこのオペラが残る限り夜の女王だから。しかしパパゲーノの「フルートなんかほっとけよ。それよりカンノーリ食おうぜ。」だけなんで英語だったんだ。アドリブだからか。ネーデルランド室内管バージョンを見直してから行きたかったな。
@owl_oo_ ねえねえ、あんましザラストロの歌うまいって思わなかったんだけどわざとなのかな? いやそりゃ当然高度な技術はあるんだけど、いまいちこっちに響かないように思えて…私の好みの問題かもしれないけど。見た目のインパクトすごかったね、パミーナと並んだときの感じとか。
@fujio0311 歌ってる時よりマイク持って「我々は問題を抱えている。集まっていただいたのはそのためだ。」とかマイク持ってスピーチ始めた時が1番ぞくっと来たけど、どうなのかなそれも…ねずみ講の親玉感はすごかったけど…
@owl_oo_ わかる❗喋りの方がよかったですね。ネーデルラント室内楽のザラストロの方が歌は好きだったな~。
@fujio0311 今ちょうどネーデルランド室内管観てました。こっちのザラストロを聴くとこないだのMETザラストロはちょっと平べったく感じる。しかし宙吊り舞台が記憶より結構揺れてて怖…
ザラストロの教団は当時の啓蒙思想の男性中心主義を反映したヤバさがあるので、そのヤバさをヤバいものとして描いていると納得度が高い。歌詞はそのままながら文脈がずらされている。しかしあの斜めにかしいだ舞台でいっさい体をよろめかせることなく見事に歌い切る歌手の体幹よ。どうなってんだ。