『仄暗い水の底から』(2002、中田秀夫)

夏だし、暑いし未見のJホラー・クラッシックでもと思って。

面白かったのが、主人公の黒木瞳の離婚調停中の元夫との関係で、この元夫像というのが最近離婚後共同親権問題で出てきたようなDV夫像そのままで何とも気持ち悪い。離婚後親権を取るため元妻の過去の受診歴やらそのもっと前のトラブルなんかを蒸し返して親権者として不適格だと主張してくる。この元夫からの精神的な攻撃と、母子で入居した老朽マンションのトラブル、再就職の不安でストレスを受けているところに、心霊的なホラー要素が要素が被さってくると言う、そういうお話だった。これ公開当時どう評価されたんだろうね。
あとはもちろん、これはもうやりすぎじゃないかというぐらい水浸しなのは、怖いというより不快度高くて、ただの水がこんなに気持ち悪いのないよというのもホラーとしてすごい。

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海外のレビュー動画見てたら、コメント欄にこんなコメントがあった。「私の母はヨシミ(主人公)と同じだ。父は親権を取ろうとして全く同じ戦略で母に母親不適格の烙印を押そうとしてきた」云々。そういう部分で結構リアルに作られてることなのだろうか。見てみないとわからないものだな、と思いました。

youtube.com/watch?v=8as4hiT16E

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