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『暗黒街の顔役』(1932、ハワード・ホークス)

ホークスによるギャング映画の古典中の古典。プレ・コード時代の映画で生々しい暴力的なアクションが凄まじい。後のホークス流の簡潔なスタイルとは違って、デザイン的に作り込んだ感のある映像が面白い。ファーストシーンなんかは結構長めのワンシーンワンカットの中で、戸外の街灯を映していたカメラが横移動して建物の中に入り影・シルエットだけの主人公が人を一人銃撃、暗殺する。この長回し、ホークスっぽくなくておおお、となる。

でも1番の魅力は、ポール・ムニの凶暴な目つきのギャング演技で、猛スピードでボスの地位へと駆け上り、あっという間に失墜する姿を演じている。魅力的と言うより単にめっちゃ怖い。

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