『アリバイなき男』(1953、フィル・カールソン)
これはなかなか。最初に銀行強盗を計画する男の姿から始まって、実際に強盗が実行されるんだけど、その場にい合わせた主人公が誤認逮捕され厳しい取り調べを受けた挙句証拠不十分で釈放されるも、その時には既に仕事を解雇されていた。復讐心と犯人にかけられた懸賞金のために犯人の手がかりを追って主人公はメキシコに向かう。というお話。
強盗を計画・組織した男の意外な正体とか実行犯たちの濃いキャラとか色々と面白ポイントがあって楽しい。
それはそうと、やはりこの時期の犯罪映画には復員兵が出て来がちなのかな。この映画も主人公は戦争帰りで、違法賭博で捕まって服役したのちようやく得た仕事を強盗への巻き込まれで失うという設定。元兵士の困難、トラウマみたいな面は強くは出ていないけど、感じられるものはある気がする。
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