今月の100分de名著もおもしろいです☺️
公的空間と私的空間はそれぞれが分けられ混ざることなく確立して初めて、公共の規範と個人の思索の自由が両立できる。バザールとクラブ、なるほど
SNSはバザールなのか、クラブなのかとか考えました。

nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/

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→100分de名著ローティの「偶然性アイロニー連帯」

もう一回改めて見て、まさにこのSNSでの分断と、他者への不寛容の話だとぞくっとするほどでした。
朱先生の解説も、セクシーなイラストが駅にあるのはいかがなものかの話や、政治家の不適切発言の話をあげていて、SNSを見ている人、という感じがします。

オフィシャルな場での言葉と、プライベートな場での言葉。私はややもするとオフィシャルでの言葉を「建前」、プライベートでの発言を「本音」として、「建前≒嘘」「本音≒本当」とプライベートでの言葉こそ、その人の本質の言葉だと思ってしまうんですが、ローティはその2つは優劣なく同居するものだと言っていているそうです。

セクシーなイラストが駅にある話だと、「本音」こそ人の本質と思っていると極端なところでは「セクシーなイラストを好ましいと思う心を矯正しなければ」というところまで行き着きそうですが、ローティの言うように「本音」と「建前」は同等で不可分とするなら、まず駅は公共空間か私的空間かという話をして、次にその空間に適した言葉であるか吟味するべきだ、ということらしいです。

なるほど…確かに、心が2つある状態を肯定してくれる哲学者がいてくれるのは心強いです。次回も楽しみです。

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