返信と #絵文字リアクション には色々な違いがあるけど、その一つに「絵文字リアクション自体はリアクションを受けない」というのがある(前も触れた)。例えば「おはよう」という返信を書いたら、それをお気に入りでき、ブーストでき、更なる返信を返せる。これに比べて「おはよう」という絵文字リアクションは、やり取りがそこで完結する。議論の不要なただの挨拶とかには「持って来い」だけど、そう単純な話でもない意見表明を「絵文字で手軽に」付けられるのは有害にもなり得る。(これは「引用ツイート」にも似た所がある。)

私は調査の為に Misskey.io にアカウントを作ってあり、「遮断対象から外されるのを待ってる」「一部の相手だけと連合するなら虫のいい事だ」「連合停止を解除してもらった」などの投稿がある。これをさっき遡って「個人運営やぞ」「おかえり下さいませ」「礼儀がなってない」といった絵文字リアクションを付ける人がいた。私は直接アットを付けて「どこも大抵は個人運営ですね」と返事をした。私だからまだいいけど、普通の人はこれに反論なんてできない。特に、右へ倣えの集団が襲い掛かれば出る杭を打つ効果がある。

なお「どこも大抵は個人運営ですね」に対しては「知らなかったそんなの…」なる絵文字リアクションが付いた。

引用ツイートは返信を受け付けないわけではないけど、言及された人が反論したければ「わざわざこちらから返信を始める」必要があるので、#絵文字リアクション に似た「反論しにくさ」を持っている。言及する人の立場では、反論を受けにくい、比較的安全な立場で他者の発言を攻撃できる方法になる。絵文字リアクションではそこに「自分で書かなくていい手軽さ、思考の薄さ」が追加される。

「陰謀論者が Misskey の絵文字リアクションでコテンパンにされた」とかいう話があったような気がするけど、あの時にも危険性を感じた。「自分が常識的だ」と信じているような右へ倣えの人々が徒党を組んで個人攻撃をするのを、どう制御するか。

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@sayunu 話そらししゃって申し訳ないです。Misskey系のWebUIだと返信より引用の方が(リストに強制的に乗るので)周りの目に映りやすくて、そっちを多用したくなったりすることがあります。ちょっとコッソリ話したい時に返信を利用する、といった使い分けみたいな感覚です。

Mastodonだと標準でそもそも引用の機能がないし、こちらでは普通に返信の機能を使いたくなるので、UIに振り回されてるだけかもしれません。Misskeyだとそもそも返信の機能を使う人があんまりいない感じがしています。絵文字リアクションとブーストと仲間内での空リプだけできれば満足みたいな。

返信は「一対一で面と向かう」性質があるので、何やら Misskey(.io)に見られる文化的傾向にはあまり馴染まないかも知れないですね。使う界隈はあるだろうけど。

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