フォロー

【演劇】柿喰う客『天邪鬼』(2015) youtu.be/AUM1xg-uWAc?si=cJA2fc
※作中表現がNSFWに当たると思うのでご注意ください

以前にTwitterのフォロワーにおすすめいただいていた作品。
作・演出の中屋敷法仁は、多く2.5次元舞台も含め幅広く演劇に取り組んでる方。
私自身、彼の作品に出会ったきっかけは舞台文豪ストレイドッグスでした。
柿喰う客の舞台は、中屋敷節と称される、リズミカルなせりふ回しが有名ですが、今作も遺憾なく発揮されていた。今まで観た中で一番「刺さる」演目かもしれない。
 
(ネタバレは次以降のノートで)

柿喰う客「天邪鬼」ネタバレ感想 

イマジネーションの力で戦う、子どもの兵隊の話。
このころの戦隊であるトッキュウジャーが、まさに子どもなのにイマジネーションの力を使って己を探す旅をする物語であった。(2014年作品)
今作はそのモチーフを使って「日本人は空想に逃げることで現実を見ないで生きてきた」という日本史的現実を重ね合わせる。
実際、今の日本を見ても、「表現の自由」戦士は仮想敵として、ヨーロッパやアメリカを叩き、弱者同士のつぶし合いのために、おのおのが敵を設定し、「セクシャリティ」「世代間格差」「障害」「国籍」などの要素で互いを殴り合っている。
そういう意味では、世界を侵略した日本兵が桃太郎となり鬼を退治した(文字通り、鬼畜米英)の物語は続いているのである。
もちろん、日本産のプロパガンダ映画で有名なのは、「桃太郎 海の神兵」である。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。