Robert Plomin『Blueprint: How DNA Makes Us Who We Are (English Edition)』読みました。 心理学にゲノミクスが導入されてからの発見や転換したことなどが書かれている(と思う)。前半は双子や養子の研究からの知見、後半はポリジェニックスコアについて。
一番印象に残ってるのは前半から出てきたnature (遺伝) of nurture (環境)の考え方で、環境はただ受容するものではなく、自分で知覚し、働きかけて変化させるものだということ。遺伝子の違いは心理的特性(知能、性格、認知能力など)の個人差の50%を説明するのに加えて、自分の周りの環境(趣味?とか付き合う友達とか)にも影響するので、結局私たちの特性の大部分が遺伝子によって決まる。