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Robert Plomin『Blueprint: How DNA Makes Us Who We Are (English Edition)』読みました。 心理学にゲノミクスが導入されてからの発見や転換したことなどが書かれている(と思う)。前半は双子や養子の研究からの知見、後半はポリジェニックスコアについて。 

一番印象に残ってるのは前半から出てきたnature (遺伝) of nurture (環境)の考え方で、環境はただ受容するものではなく、自分で知覚し、働きかけて変化させるものだということ。遺伝子の違いは心理的特性(知能、性格、認知能力など)の個人差の50%を説明するのに加えて、自分の周りの環境(趣味?とか付き合う友達とか)にも影響するので、結局私たちの特性の大部分が遺伝子によって決まる。

そこから特に子育てについて興味深く読んだ。
子育てや教育は大切だけど、子どもの心理的特性に変化は起こさない。親は設計図に従って子どもを組み立てる大工ではない。自分のイメージに合わせて子どもを型にはめる代わりに、何が好きで何が得意か見つける手助けができる。

カエルの子はカエルなど経験的に言われていることに、科学的に裏付けされて納得するのが楽しかった。自分の子どものことは冷静に判断するのが難しいけど、衣食住の提供と楽しく過ごすくらいしかできないとわかったので、後はDNAに任せます🧬

面白かったけどちゃんと理解できてるかわからない。邦訳版が出るといいです。
でも読んでる間に似たような日本語の本見つけてしまった。こっちにしたら良かった
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