joinmastodonの声明が取り上げられた際に『Mastodon陣営』という表現が使われましたね。
『Mastodon陣営』というのは、たいへん成立しにくい概念です。
外部からは分かりづらいし、joinmastodonの態度など紛らわしい部分もあるので無理もないのですが、
これから社会的にも認知されていかないとややこしいことになるので、あらためてまとめておきます。
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Fediverseは、独立性を保ったまま相互接続されたサーバー群です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Fediverse
ActivityPubは、Fediverseに使われるプロトコルの一つです。
Mastodonは、AGPLでライセンスされたソフトウェアです。
joinmastodonおよびMastodon gGmbHは、Mastodonの開発元です。
ブランディングのために公式サイトやロゴ、Mastodonの商標を保持していますが、各サーバの運営には介入できません。
Mastodonを使って運用されている各サーバーは、独立性を保ったサーバーです。joinmastodonとも独立しています。
プロトコルに従って相互接続し、MastodonのAGPLライセンスを守りますが、他に制約を受けない自由な存在です。
Mastodonの開発者・翻訳などの貢献者は、Githubのmastodon/mastodonリポジトリのソースコードの中の、AUTHORS.mdというファイルにまとめられています。
https://github.com/mastodon/mastodon/blob/main/AUTHORS.md
ざっとみていただければわかりますが、ものすごい人数であることがわかると思います。
なお、アクティブな貢献者(ソースコードにコミットしている人)は、Githubのこちらをみるともう少し詳しく確認できます。
https://github.com/mastodon/mastodon/graphs/contributors
上位の10人(Botは除外して)をみると、
Gargron(Eugenさん)、ClearlyClaireさんの二人がコアになっている人で、
ykztsさん、akihikodakiさん、mjankowskiさん、unaristさん、noellabo、abcangさん、tribelaさん、mayaehさん、と並びます。
グラフがあって、どの時期に貢献したかという情報もあります。
まあ、みんなで作っているんだよということがつかめたらOKです。
個人単位での参加ですが、国際的に協力して作っていること、ついでに日本人もかなり多いことは覚えておいてください。