PeerTubeは、Fediverse / 分散SNS版のYouTubeです。
TwitterとMastodonの違いについても、まだ馴染みのない方も多いと思いますが、
YouTubeとPeerTubeも、これによく似た考え方の違いがあります。
従来型のサービスは、Twitterも、YouTubeも、自社のサービスにできるだけたくさんの人を集め、どれだけ人気のある場所をつくるかが勝負どころとなっています。
人がたくさんいれば、さらに人は集まってきて、他のサービスより自分のサービスを選ぶようになるため、様々な方法で囲い込みをおこないます。
そして、そこに広告をのせ、どれだけたくさんの人に広告を表示できるか、ということが、収益につながっています。
しかし、そのことによって、巨大で、その場所以外に選択肢がないことで、回避できない問題がいくつも発生しています。
これを、たくさんの小さなサーバにわけ、十分に管理しやすい状態にした上で、お互いにつながりあって、巨大なサービスと同等の機能性を実現する仕組みが、PeerTubeやMastodonの、Fediverseのアプローチです。
正直、人間の集団の群衆心理が信用できないので民主主義もあんまり信用していない。特に
「民主主義や法の支配といった基本的価値を共有する日米印豪の4か国が緊密に連携していくことは「#自由で開かれたインド太平洋 」」
などと、「民主主義」という言葉が他国に対するアテこすりとして使われ始めてからは。
PeerTubeは、まだMastodonほどには一般に知られておらず、
既にサーバ自体はかなりたくさん存在しているのですが、
日本人を対象に、気軽に覗いてみるならここが良い、というお勧めできるオープンなサーバが少ないのが現状です。
そこで、FediMovieというサーバを開設し、少しFediverseの使い方に親しんだ私たちが楽しく使ってみせ、もっとみんなに知ってもらおうと取り組んでいます。
PeerTubeはMastodon以上に、誰がサーバをたて、どこから参加しても、見られる世界に差異がない仕組みになっています。
リモートのユーザーだから動画の一覧がみられないということもなく、広域に検索ができますし、閲覧数などもサーバを超えて共有されます。
たくさんのサーバが参加すればするだけ、動画の再生にかかる負荷も軽くなるような、負荷分散の仕組みもあります。
ですから、FediMovieを切っ掛けにしてPeerTube面白いなって気が付いたら、どんどん自分のサーバを立てて広めていっていただきたいと思っています。