例によってちょっと昔話をしますが、
パソコン通信と草の根BBSから急激にインターネットに移行した頃、コミュニティが消えてしまったことがあるんですよ。
World Wide Webってんで、個人でホームページを持って、世界と繋がれるっていうことで、皆で個人ページを作った。
お一人様に分散している状況に似ています。
(どこが同じで、どこが違うか、掘りさげると意味がでてきます)
つながりがなかったんで、相互リンクページを作った。フォローとフォロワーみたいなもんで、フォロー先を辿って、新しいページを見つけたわけです。
あと、CGIで掲示板を作った。個人ページのミニコミュニティです。
そのうち、Yahoo!などのディレクトリ登録して検索できるサービスが出てきた。ジャンルとページ名とURL、キーワードと説明のようなものが人力でまとめられていきました。
端折る。googleなどのクロール型の検索エンジンが出てきました。
登録するとランダムでリンク先に飛ぶのもありました。リング。ちょっと違うけどリレーに近いかな。
で、mixiのようなコミュニティが再登場します。
パソコン通信からmixiまでの空白の時間は、今の状況を考える時に、大いに参考になっています。
パソコン通信は、大手と、草の根BBS(個人運営の小規模局)にわかれます。
大手BBSは、端的に言うと、いまあるものはほとんど何でもありました。
草の根BBSは、基本的にホスト局の外と繋がる方法がなかったので、LTL中心のサーバみたいなものでした。当時の通信につかわれていた電話+モデムでの接続は距離と時間で料金が決まるため、物理距離の問題があり、近隣地域だけで人が集まっていました。地域サーバですね。
そうしたものが一回なくなって、インターネットに移行したら、不便すぎて、人々は繋がる方法を探したり、同じ場所に登録することを好んで、(中略)mixiとかtwitterとかそういうのが大流行したというワケです。
@noellabo なんだかマストドンを見ているとそんな古き良き?時代を思い出します。