Twitterに書いてきたやつ(2)
https://twitter.com/noellabo/status/1502177578760560641
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マストドンのサーバについて、ちょっと具体的な話をしましょう。
マストドンはサーバがいっぱいあって、それぞれが独立運営されています。
たくさんの人が集まるサーバもありますし、自分だけの個人サーバだったり、身内だけのサーバもあります。
ここでは、人数の多いサーバをいくつか紹介します。
一つ目。
https://mastodon.social/というサーバがあります。
ドイツにある大規模なサーバで、世界で2番目に大きなサーバです。
開発者自身が運用している、いわゆる公式サーバにあたるものです。どちらかというとフラグシップかな。ここでは本家と呼ぶことにします。
約63万人が登録してます。
本家は英語圏に向けて発信するには良い場所ですが、そうではない場合、日本から登録することはあまりお勧めしません。
登録ユーザーの公開投稿が全部流れるタイムライン(ローカルタイムライン)があり、そこからフォロー相手を探したりするのですが、あまりにも混沌としていて、ちょっと難しいです。
現在はPixivからラッセルに運営が移管されています。登録ユーザー数は71万人。およそ1万6千のアカウントが毎週アクセスしているようです。
ローカルタイムラインは他のマストドンサーバに比べてオリジナルイラスト投稿が多いですが、自由なおしゃべりも多いです。
四つ目。
http://best-friends.chatというサーバがあります。
登録者2千人ほどの中規模サーバで、名前の通り、ローカルタイムラインをコミュニティチャットとして利用する使い方がメインのサーバです。
コミュニティの適正規模に対する考えから、急に人が増えそうになると新規登録を閉じたりしますw
他にも紹介しきれないユニークなサーバが多数あります。
最新のサーバ情報を紹介・共有しようという企画で募集したものがあるので、そちらを覗いてみてください。
https://fedibird.com/tags/サーバー紹介
ミスキー(Misskey)やプレロマ(Pleroma)など、マストドンと相互につながる別のSNSのサーバもあります。
マストドンは、サーバによって運営者が異なり、運営目的も違えば、ユーザー層や雰囲気、モデレーション基準も異なります。
どこかのサーバを一度試してみて、自分に合わない場合でも、違うサーバを選ぶことができます。究極的には自分のサーバを立てることもできます。
ここが非常に強いところです。
もし自分に合ったサーバをみつけることが難しかったら、先日Twitterコミュニティで『Mastodon案内所』を設置しましたので、そちらで聞いていただいてもかまいません。
https://twitter.com/i/communities/1498516498502991881
あるいは、とりあえずどこかのサーバに登録して、そこで聞いてみてください。
五つ目。
http://fedibird.comというサーバがあります。
登録者2千人ほどの中規模サーバで、これまでお話ししてきたローカルタイムラインがない特殊仕様のサーバです。Twitterに近いとも言えます。
ローカルコミュニティとしての特性を排し、いろんなサーバのユーザーとつながりを持ったり、単にコンテンツとして購読する拠点とすることで、マストドンの世界全体を大きなコミュニティとして捉えるスタンスのサーバです。
六つ目。
ボカロ丼というサーバがあります。
http://info.vocalodon.net
ボーカロイドやUTAUなどの音声合成技術を使った音楽文化に興味がある人が集うマストドンインスタンスです。
登録ユーザーは3,200人ほどです。テーマサーバと呼ばれる、特定のテーマを中心とするコミュニティ系のサーバです。